情報漏洩の原因は、①外部からの攻撃(不正アクセス・ウイルス感染)、②人のミス(誤送信・誤表示・紛失)、③内部不正(持ち出し・権限の悪用)の3つに大きく分けられます。東京商工リサーチの2025年の集計では、上場企業の漏えい・紛失事故180件のうち64.4%がウイルス感染・不正アクセスでした。
原因ごとの特徴と対策
| 原因 | 例 | 主な対策 |
|---|---|---|
| 外部からの攻撃 | ランサムウェア、不正ログイン、Webサイトの脆弱性、設定ミスを突かれる | 更新、多要素認証、診断、監視(解説) |
| 人のミス | メールの宛先間違い、BCCとTOの取り違え、Webページの誤公開、USBメモリの紛失 | 送信前の確認の仕組み、暗号化(解説) |
| 内部不正 | 退職前の顧客データの持ち出し、権限を使ったのぞき見、元社員の不正ログイン | 権限の最小化、ログ、退職時の手続き(解説) |
原因が重なって大きくなる
実際の事故では、「設定ミスで外から見える状態になっていた」ところを「攻撃者が見つけた」、「退職者のアカウントが残っていた」ところに「本人がログインした」など、複数の要因が重なっています。1つの原因だけに対策するのではなく、人・仕組み・技術の組み合わせで防ぎます。
個人の場合:個人の情報が漏れるのは、多くが利用している会社側の事故です。自分では防げない部分があるからこそ、漏洩の通知が届いたときの手順を知っておくことが大切です。
出典:Web担当者Forum「2025年の個人情報漏えい、被害人数は3,063万人」(東京商工リサーチ調べ)、IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」