大規模化の主な理由は、①顧客データを一か所に集めたシステムが狙われる、②ランサムウェアの攻撃者が暗号化の前にデータを大量に盗む、③複数の会社が使う委託先・共通システムが攻撃される、の3つです。東京商工リサーチの調べでは、2026年の上場企業の100万人分以上の漏洩は10月5日時点で10件と、2025年1年間の6件をすでに上回っています。
①データの集約
会員情報・購買履歴・問い合わせ記録などを1つのデータベースやクラウドにまとめると、管理は楽になりますが、1か所が破られたときの被害も大きくなります。
②二重恐喝
攻撃者は「暴露する」と脅すために、価値のあるデータをできるだけ大量に持ち出します(二重恐喝)。
③委託先・共通システム
印刷・発送、コールセンター、決済などの業務を請け負う会社や、多くの自治体・企業が共同で使うシステムが攻撃されると、複数の発注元の顧客情報がまとめて漏れます(委託先からの漏洩)。
企業の対策:持つデータを必要最小限にする(古いデータを消す)、データベースを分ける、暗号化する、大量の持ち出しを検知する。「持っていない情報は漏れない」が最も確実な対策です。
出典:Web担当者Forum「2025年の個人情報漏えい、被害人数は3,063万人」(東京商工リサーチ調べ)、ScanNetSecurity(東京商工リサーチ調べ)