Q.004サイバー攻撃の基本と現状

情報漏洩は本当に増えているのですか?

公開日  運営:サイバー攻撃・情報漏洩の疑問100運営事務局

「件数」より「規模」が増えています。東京商工リサーチの調べでは、2025年の上場企業とその子会社の漏えい・紛失事故は180件(前年比4.7%減)でしたが、漏洩した人数は3,063万6,910人(前年比93.1%増)とほぼ倍増しました。大量の情報を一か所に集めたシステムが攻撃され、1回の事故で漏れる量が大きくなっているのが特徴です。

原因の内訳(2025年・件数)

原因件数割合
ウイルス感染・不正アクセス116件64.4%
誤表示・誤送信37件20.5%
紛失・誤廃棄18件10.0%
不正持ち出し・盗難7件3.8%

3件に2件は、外部からの攻撃(ウイルス感染・不正アクセス)が原因です。一方で、メールの誤送信やWebページの誤表示といった人のミスも2割あり、攻撃対策だけでは漏洩は防ぎきれないことがわかります(メールの誤送信を防ぐには)。

規模が大きくなる理由

  • 顧客データをクラウドや共通基盤に集約し、1か所が破られると全体が漏れる構造になっている
  • ランサムウェアの攻撃者が、暗号化の前にデータを大量に盗み出す(二重恐喝)
  • 委託先・グループ会社の共通システムが攻撃され、複数社の顧客情報がまとめて漏れる

詳しくは大規模な情報漏洩が増えている理由で解説しています。

注意:この集計は上場企業グループが公表した事案です。非上場の会社や学校・病院・自治体の事案は含まれていないため、実際の漏洩はこれより多いと考えるのが自然です。

出典:Web担当者Forum「2025年の個人情報漏えい、被害人数は3,063万人」(東京商工リサーチ調べ)

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