Q.015サイバー攻撃の基本と現状

国家が関与するサイバー攻撃とはどういうものですか?

公開日  運営:サイバー攻撃・情報漏洩の疑問100運営事務局

国家が関与するとされる攻撃は、長期間気づかれないように潜伏して機密情報を盗む、電力や通信など重要インフラを妨害する準備をする、暗号資産を盗んで資金にする、といった目的で行われるとされます。IPAの10大脅威 2026では、組織編6位に「地政学的リスクに起因するサイバー攻撃(情報戦を含む)」が入っています。

主な手口

  • 標的型攻撃:実在の取引先や研究者を装ったメールで、特定の組織に入り込む(解説)
  • ネットワーク機器の脆弱性の悪用:VPNやルーターなど、境界の機器から侵入する
  • 正規ツールの悪用:ウイルス対策に見つかりにくいよう、OSに元からある機能で活動する(解説)
  • 情報戦:偽情報の拡散や、DDoS攻撃によるサイトの停止
長期潜伏型の攻撃の流れ1入口を作る標的型メール・機器の弱点2潜伏する正規ツールで目立たず3広げる権限を奪い奥へ4盗む・妨害する長期間気づかれない
長期潜伏型の攻撃の流れ

中小企業や個人にも関係がある

狙いが大企業や政府機関でも、取引先の中小企業や、研究者・技術者の個人アカウントが入口に使われることがあります。また、乗っ取られた家庭のルーターや防犯カメラが、攻撃の中継地点として使われる例も報告されています(IoT機器の守り方)。

国の体制:日本では2025年7月1日に国家サイバー統括室が発足し、「能動的サイバー防御」の関連法も同年に成立しました(国家サイバー統括室と能動的サイバー防御)。

出典:IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」

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