Q.071情報漏洩のしくみ

情報漏洩の公表は、なぜ発生から時間がたってからなのですか?

公開日  運営:サイバー攻撃・情報漏洩の疑問100運営事務局

主な理由は、どの情報が、誰の分、何件漏れたのかを特定する調査に時間がかかるからです。ほかにも、攻撃がまだ続いていないかの確認、公表で攻撃者を刺激しないかの判断、警察や関係機関との調整などがあります。特にECサイトのカード情報漏洩は、発覚から公表まで数か月かかる例が少なくありません。

漏洩の発生から公表までの流れ1発覚外部の指摘も多い2封じ込め穴をふさぐ3調査範囲の特定4準備窓口・通知5公表続報で更新
漏洩の発生から公表までの流れ

時間がかかる工程

  1. 発覚:自社では気づかず、カード会社や外部からの指摘で発覚することも多い
  2. 封じ込め:攻撃を止め、穴をふさぐ。公表で手口が知られると、ふさぐ前に再攻撃されるおそれがある
  3. 調査:専門会社によるフォレンジック調査で範囲を特定(解説)
  4. 準備:問い合わせ窓口、本人への通知、お詫びの準備
  5. 公表

企業に求められること

個人情報保護委員会への速報は、事態を知ってから3〜5日以内が目安とされています。本人への通知も「速やかに」行う必要があります。調査が終わるまで何も言わないのではなく、わかっていることを第一報として出し、続報で更新する方が、被害を受けた人が早く備えられます(公表文の書き方)。

出典:BUSINESS LAWYERS「個人情報保護委員会への漏えい等報告」、個人情報保護委員会「漏えい等報告・本人への通知の義務化について」

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