Q.021攻撃の手口

ランサムウェアとは何ですか?どんな被害が出ますか?

公開日  運営:サイバー攻撃・情報漏洩の疑問100運営事務局

ランサムウェアは、パソコンやサーバーのファイルを勝手に暗号化して使えなくし、「元に戻したければ身代金を払え」と要求するマルウェアです。ランサム(ransom)は英語で「身代金」の意味です。最近は暗号化の前にデータを盗み出し、「払わなければ公開する」とも脅す手口が主流で、業務停止と情報漏洩が同時に起きます。IPAの10大脅威 2026の組織編で1位です。

ランサムウェア攻撃の典型的な流れ1侵入VPN・RDP・メール2拡大管理者権限を奪う3窃取データを持ち出す4破壊バックアップ削除・暗号化5脅迫身代金と暴露の脅し
ランサムウェア攻撃の典型的な流れ

典型的な攻撃の流れ

  1. 侵入:VPN機器やリモートデスクトップの弱点、盗まれたID・パスワード、メールの添付ファイルなどから入る
  2. 拡大:管理者の権限を奪い、社内のサーバーやパソコンに広がる
  3. 窃取:顧客情報や社内文書を外部に持ち出す
  4. 破壊:バックアップを消したうえで、一斉に暗号化する
  5. 脅迫:脅迫文を表示し、身代金を要求。払わなければ盗んだデータをリークサイトで公開すると脅す

どんな被害が出るか

  • 受注・生産・会計・電子カルテなどのシステムが長期間止まる
  • 盗まれた個人情報の漏洩として、個人情報保護委員会への報告や本人への通知が必要になる(解説)
  • 調査・復旧・再構築の費用、取引先への影響、信用の低下

今すぐできる対策

3つの優先対策:①VPN機器・サーバーなど外から入れる入口を最新にし、使っていない入口は閉じる、②管理者アカウントに多要素認証、③ネットから切り離したバックアップを持ち、戻せるか試しておく。詳しい点検項目はランサムウェア対策チェックリストにあります。

警察が把握した被害の件数はランサムウェア被害はどれくらい?、身代金を払うべきかは身代金は払うべき?で解説しています。

出典:IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」、警察庁「ランサムウェア被害防止対策」

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