ビジネスメール詐欺(BEC:Business E-mail Compromise)は、取引先・経営者・弁護士などになりすましたメールで、偽の口座へ送金させる詐欺です。金額が大きくなりやすく、一度送金すると取り戻すのは困難です。IPAの10大脅威 2026では組織編10位です。
典型的な手口
| 型 | 手口 |
|---|---|
| 取引先を装う | 「口座を変更しました。今回から下記にお振込みください」と、本物の請求書の振込先だけを書き換える |
| 経営者を装う | 「極秘の案件だ。今日中に送金して。ほかの人には言わないように」 |
| 弁護士・専門家を装う | 買収や訴訟の話を持ち出し、内密の送金を求める |
| 実際のメールアカウントを乗っ取る | 取引先の本物のアカウントから、やり取りの流れに沿って送ってくる |
見抜けない前提で作る「送金ルール」
- 振込先の変更は、メール以外の手段で確認する。電話番号は、メールに書かれたものではなく、以前から知っている番号を使う
- 一定額以上の送金や、初めての口座への送金は2人以上で承認する
- 「内密に」「急いで」は、確認を省く理由にしない
- 経営者自身が「メールで送金を指示しない」と社内に宣言しておく