机上訓練(テーブルトップ演習)は、架空の攻撃シナリオを進行役が少しずつ示し、参加者が「この時点で誰が何をするか」を話し合う訓練です。システムを止めずに実施でき、連絡網の不備や判断基準のあいまいさを見つけられます。
実施の手順
- 目的を決める(例:初動の連絡が回るか、公表の判断ができるか)
- 参加者:経営者、情報システム、総務・広報、法務、主要な部門
- シナリオを段階的に示す(下の例)
- 各段階で、行動・判断・連絡先を話し合う
- 見つかった課題を記録し、対応計画を直す
シナリオの例(架空)
| 段階 | 状況 | 考えること |
|---|---|---|
| 1 | 月曜の朝、複数の社員から「ファイルが開けない」と連絡 | 誰に報告?切り離しは? |
| 2 | サーバーに脅迫文。顧客データの公開をほのめかす | 外部の専門家・警察・保険会社への連絡 |
| 3 | 受注システムが止まり、取引先から問い合わせ | 代わりの手段、取引先への説明 |
| 4 | 報道機関から取材の電話 | 公表の判断、窓口 |