Q.283コラム・事例に学ぶ

【コラム】委託先から漏れる事故が続くのはなぜ?「預け先」を選ぶ時代

公開日  運営:サイバー攻撃・情報漏洩の疑問100運営事務局

委託先からの漏洩が続くのは、多くの会社が同じサービスを使う「集約」が進み、1つの事業者の弱点が、多くの利用企業の顧客情報に直結する構造になったからです。利用企業は「自社は対策しているのに」と感じても、利用者から見れば漏れたのはその会社の顧客情報です。

1つの事業者から多くの利用企業へ広がる1つの事業者配信・予約・サイト作成利用企業A顧客情報利用企業B会員情報自治体住民の情報省庁・団体申込者の情報利用企業C問い合わせ利用企業Dメールアドレス
1つの事業者から多くの利用企業へ広がる

「連鎖型」の漏洩

2026年には、メール配信サービス、Webサイト作成サービス、予約サイトなどの事業者への不正アクセスから、利用していた多くの企業・自治体・省庁が相次いで漏洩の可能性を公表したと報じられています({NEWS})。お知らせのタイトルに「外部サービスへの不正アクセスによる」と書かれているのは、この連鎖型の典型です。

預け先を選ぶ視点

  • 預けるデータは最小限か:配信に必要なのはメールアドレスだけ、など
  • データはいつ消えるか:使い終わったリスト、退会者のデータが残り続けていないか
  • 事業者の対策を確かめたか:多要素認証、ログ、第三者認証、事故時の通知(SaaS導入のチェック)
  • 事故時の連絡は契約に書いてあるか(契約書)

「どこに預けたか」を一覧に:自社の顧客情報が、どのサービスに、どれだけ預けられているかを把握することが、連鎖型の漏洩への第一歩です(情報資産の洗い出し)。

出典:IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」

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