Q.284コラム・事例に学ぶ

【コラム】サイバー攻撃の歴史を振り返ると、何が見えてきますか?

公開日  運営:サイバー攻撃・情報漏洩の疑問100運営事務局

サイバー攻撃の歴史は、①いたずら・技術の誇示の時代から、②大量感染のワームの時代、③金銭目的の組織犯罪の時代、④国家が関与する攻撃と、ランサムウェアのビジネス化の時代へと移り変わってきました。攻撃の目的が変わったことで、手口も被害の大きさも変わっています。

サイバー攻撃の移り変わり1いたずら・技術の誇示1980年代〜 初期のウイルス、モリス・ワーム2大量感染のワーム2000年前後 メールの添付で世界的に流行3金銭目的の組織犯罪2000年代後半〜 不正送金・標的型メール4国家の関与・ランサムウェアの大規模化2010年代〜 重要インフラ攻撃、WannaCry5攻撃のビジネス化・分業化2020年代 二重恐喝、サプライチェーン、AIの悪用
サイバー攻撃の移り変わり

主な出来事

年代出来事の例特徴
1980年代初期のパソコンウイルス、1988年のモリス・ワーム研究・いたずら・技術の誇示。ネットワークを通じた感染の危険が知られる
2000年前後メールで広がる大量感染のワーム(「ILOVEYOU」など)メールの添付ファイルによる世界的な流行
2000年代後半〜ネットバンキングを狙う不正送金のマルウェア、標的型メール金銭目的・情報窃取目的の攻撃が本格化
2010年代重要インフラを狙う攻撃、2017年のランサムウェア「WannaCry」の世界的な流行国家の関与が疑われる攻撃、ランサムウェアの大規模化
2020年代二重恐喝型のランサムウェア、サプライチェーン攻撃、AIの悪用攻撃のビジネス化・分業化(解説)

歴史から見えること

攻撃は「お金になる」ところに集まります。ネットバンキングが普及すれば不正送金、企業がデータに依存すればランサムウェア。新しい技術が広がるとき、それを悪用する攻撃も同時に生まれる、というのが歴史の教訓です(AIとこれからの脅威)。

出典:総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」

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