Active Directoryは社内のアカウントと端末を一元管理する仕組みで、攻撃者がドメイン管理者の権限を奪うと、全端末にランサムウェアを一斉に配布することもできます。守りの中心は、①管理者権限の最小化と分離、②管理者の認証情報を盗まれにくくする、③変更と異常の監視です。
主な対策
- ドメイン管理者の人数を最小にし、日常業務のアカウントと分ける
- 管理者は専用の管理端末からだけログインし、一般の端末にログインしない(認証情報の窃取を防ぐ)
- サーバーごとに異なるローカル管理者パスワード(自動管理の仕組みを使う)
- 古い認証方式の無効化、サービスアカウントの強いパスワード
- 管理者グループの変更、グループポリシーの変更、大量のログイン失敗の監視
- ADのオフラインのバックアップと、復旧手順の確認
SE向け:権限の階層化(Tier 0:ドメインコントローラー・ID基盤/Tier 1:サーバー/Tier 2:端末)を意識し、上位の資格情報を下位の環境に置かない設計が基本です。