Q.212システムの技術対策

Active Directoryを守るには、何をすればいいですか?

公開日  運営:サイバー攻撃・情報漏洩の疑問100運営事務局

Active Directoryは社内のアカウントと端末を一元管理する仕組みで、攻撃者がドメイン管理者の権限を奪うと、全端末にランサムウェアを一斉に配布することもできます。守りの中心は、①管理者権限の最小化と分離、②管理者の認証情報を盗まれにくくする、③変更と異常の監視です。

管理者権限の階層化(ティアモデル)Tier 0ドメインコントローラー・ID基盤Tier 1サーバー・業務システムTier 2利用者の端末
管理者権限の階層化(ティアモデル)

主な対策

  • ドメイン管理者の人数を最小にし、日常業務のアカウントと分ける
  • 管理者は専用の管理端末からだけログインし、一般の端末にログインしない(認証情報の窃取を防ぐ)
  • サーバーごとに異なるローカル管理者パスワード(自動管理の仕組みを使う)
  • 古い認証方式の無効化、サービスアカウントの強いパスワード
  • 管理者グループの変更、グループポリシーの変更、大量のログイン失敗の監視
  • ADのオフラインのバックアップと、復旧手順の確認

SE向け:権限の階層化(Tier 0:ドメインコントローラー・ID基盤/Tier 1:サーバー/Tier 2:端末)を意識し、上位の資格情報を下位の環境に置かない設計が基本です。

出典:警察庁「ランサムウェア被害防止対策」、JPCERT/CC

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